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各種データ

■NIJについて
National Institute of Justice(アメリカの国立司法研究所) NIJでは防弾・防刃ベストに限らず、数多くの安全基準を定めていますが この頁では防弾・防刃に関して抜粋しています。 NIJスタンダードに限らず世界には数多くのテスト基準があり(ジャーマンスタンダードやPSDB等)メーカーは輸出する国が定める安全基準をクリアしなければなりませんでした。
そこでEU地域では新たに18の国家規格間で構成された欧州標準化委員会CEN基準を定めています。

2005 Milipol Show出展者のカタログにはPSDB,NIJ,CEN,GERMAN SCHUTZKLASSEN等、多くの試験結果を取得していました。
NIJ/CEN共に海外マーケットの標準となっています。
アーマージャパングループが販売する全ての防弾ベストはNIJ-STD-0101.04 レベルⅢA試験をクリアしています。
アーマージャパングループが販売するKAを素材とする防弾・防刃ベストは防弾試験NIJ-STD-0101.04 レベルⅢA+Tと防刃試験NIJ-STD-0115.00 レベルⅡをクリアしています。
■H.P. White Laboratory, Inc.について
H.P. White Laboratory, Inc.(アメリカメリーランド州にある防弾・防刃テストラボ) 世界各国にテストラボは数多くありますが、NIJに認可されたラボは少ないようです。
(NIJが認可しているテストラボ一覧) メリーランド州にあるH.P.WhiteはNIJに認可された数少ないテストラボの一つで、ここでの検査結果はブレが少なく検査には世界一の精度を保持し、その検査結果は世界中で尤も信頼される検査機関として有名です。
但し、ここでの検査費用は割高で他のラボと比較した場合、検査にかかる日数も多いようです。 その為アーマージャパングループでの再検査は悪条件下のウェットのみの試験を申請しています。
製造元が取得した検査結果とアーマージャパングループがH.P.Whiteにて行った検査結果を共にWebに表示する事でデータを比べる事も可能となり購入者にとってはさらに安心感がアップする事と思います。
また日本に密輸された拳銃ではトカレフが圧倒的に多い為、トカレフテストも別途行っています。
トカレフから発射される弾丸の速度はNIJが定めるⅢAの規格を上回る為、今までⅢAのテストをパスしていてもトカレフに対応するかどうかは疑問でした。
ゴールドフレックスを製造するハニウェルでさえトカレフに対しての試験データは持ち合わせていなかった為、アーマージャパングループではH.P.Whiteに協力して頂き、ⅢAのテスト環境下でトカレフに使用される弾丸を 用いて独自のテストを行いました。
トカレフテストに対応した物は“ⅢA+T”としてデータと共にWeb上に記載しています。

H.P.Whiteに限らず試験データを取る場合サンプルテストと別にCertificationを(証明書)を取る方法があります。
生地をメーカーから購入し自社工場で裁断・縫製し製品に仕上げる場合に限りCertificationの申請が可能となります。この場合メンズ/レディスの成型によっても規定があり、またサンプルパネルではなく販売される防弾ベスト6セットがフロントパネル、バックパネル、サイドパネル、グローインパネル等の全ての試験にパスしなければならないのでサンプリングテストと比べるとよりハードルは高くなり、試験費用も高額となります。
一般に海外での軍隊や警察などの国際入札にはCertificationを必要とする場合が多いようです。
我々輸入業者や販売会社はサンプリングテストにて申請する場合が殆どです。 ■防弾データの読み方
防弾ⅢAのテストデータ
ここではH.P.Whiteのデータの読み方を説明します。 WebにもUPしていますが、H.P.Whiteでは個別のテストデータも全て付随して送られてきますが、同じ環境下でのテスト結果はトップページに一覧にまとめて記載されます。(参照)
このⅢAのWETテストデータにはゴールドフレックスを23枚と25枚重ねたパネルを4枚使用して行っています。
テスト1と2はゴールドフレックスを23枚重ねたパネル結果で、テスト3と4は25枚重ねたパネル結果です。
1-2と3-4ではパネル枚数が違いますのでWeight(lb)の欄にはそれぞれの重さが記載されます。
Pliesの欄には使用されたパネル枚数が記載されています。 Obliquityの欄には銃弾の発射角度が記載されています。(パネルに対して垂直を0度/あとは30度の傾斜)
Caliberは使用する弾薬の規格。
NIJのⅢAのテストには9mm Lugerと44 magnumが使用されます。 Shotは発射数、Velocityは弾速(ⅢAの規格では436m/s,1430ft/s以下)、 Penetrationはパネルを貫通した数(通)です。
Penetrationの欄に0以外の数字が記載されると、弾丸が貫通した訳ですから商品価値はなくなります。
この欄は数字以上に重要でアーマージャパングループがH.P.Whiteにて再試験する理由もここにあります。
仮に23枚のテストパネルが1枚を残して0だった場合は書面上は0でも商品価値はありません。
ⅢA試験やトカレフ試験に使用されたパネルはデータと共にH.P.Whiteより返送されてきます。
これらのパネルには弾痕がありパネルの1枚目から慎重に貫通枚数を数える作業を行います。 弾速の速いトカレフテストも、ただ単にパネルが貫通しない事より、何枚のパネルを残して貫通しなかったのかが、一番重要です。
これらのデータの蓄積が最高の防弾ベストを作る事に必ず役立つからです。
売り手が商品特性をしっかりと把握する事で十分な商品説明も可能となりお客様へ自信を持ってお勧めする事が可能です。
アーマージャパングループで販売している防弾ベストは全ての試験結果で十分なパネル枚数を残し安全性を確信し自信を持って販売できる商品をラインナップしています。
Deformationは歪み(凹み)で44mm(1.73in)以下でなければなりません。 テストパネルはclay(粘土)上にセットアップされ粘土の硬度は予めドロップテストによる規定値で決められています。
44mmの凹みは粘土を人体と仮定した場合の衝撃値の限界を想定しているのではないかと思われます。
仮に防弾パネルが限りなく薄く出来て弾丸が貫通しなくても凹みが規定値を大きく上回ると人体が受ける衝撃は大きく、内臓破裂や粉砕骨折も考えられる為、Deformationの数値は限りなく小さい程、人体が受ける衝撃は少なくなり安全性が高まります。
Web上にUPした全てのゴールドフレックスのテスト結果を見比べてみると分かりますが
同じ素材を使用している訳ですから枚数が多い程、凹みの数値は小さい筈ですが実際には検査結果にブレがある事がお分かり頂けるかと思います。
限りなくテスト条件を同じにしようと試みても現実には温度、湿度、火薬(パウダー)量、粘土の硬度など検査環境による微妙な違いが数ミリ以上のテスト結果に反映される場合もあり
H.P.Whiteであっても多少のブレは生じる為、一度ではなく複数のテストで検証する事が大切かと思います。

---トカレフのテストデータ---
上記に記載しているようにⅢAのテストでは弾速が(436m/s,1430ft/s)以下なのでⅢAテスト環境はそのままにトカレフの弾丸を使用したテストを行っています。 (参照)
ここではゴールドフレックスが何枚でトカレフに対応するかが分からなかったので23枚~31枚の5セットのパネルを用意してテストを行いました。
KAも同様で何枚でトカレフに対応するかが分からなかったのでKA22枚のストライク面にゴールドフレックスを3枚加えた物と5枚加えた3種類のネルを用意してテストを行っています。
トカレフ弾の最高速は1618ft/sでm/sに直すと最高で493m/sとやはり500m/sに近い速度があり実に強力なパワーがあることが分かります。
結果、全てのテストパネルは十分なパネル枚数を残しつつ、凹みも基準値以内でした。
トカレフテストは、ゴールドフレックスに限らずKA22及びDupont社のK129でも同様のテストを行っています。


■防刃データの読み方
防刃Ⅱのテストデータ NIJ-STD-0115.0 (テスト条件は過酷でパスする事が難しい)
NIJの防刃テスト(NIJ-STD-0115.00)は以下の各レベルに合ったエネルギーを加えて落下時の貫通値を計測する。この落下テストは大きなエネルギーを試験パネルに与える為、そのエネルギーは、人間が一撃で死亡したり大怪我をするだけのエネルギーに近い物となっています。
プロテクションレベル E1 Strike Energy (Joules) Maximum Penetration at E1 (mm) E2 Over Strike Energy(Joules) Maximum Penetration at E2 (mm)
L1 24 7 36 20
L2 33 7 50 20
L3 43 7 65 20




防刃レベル(L1/L2/L3)によって試験パネルに加えるエネルギー量(E1/E2)は大きく違ってきます。
弊社の防弾・防刃素材KA25はレベル2の試験を受けていますので
E1エネルギー(33ジュール)のインパクトで貫通が7mmまで、
E2エネルギー(50ジュール)のインパクトで貫通が20mmまでと決められています。
防刃試験にはP1、S1、SPIKEの3種類が有り、それぞれ違った刃物を使用します。
(NIJについて:NIJ-STD-0115.00を参照) 簡単に説明するとP1は片刃のナイフ、S1は 両刃のナイフ、SPIKEは鋭利なアイスピックが用いられます。

まずH.P.Whiteで行ったKA22の防刃データから説明します。(KA22枚) Sample Descriptionには試験パネル名が入り、Blade(刃物の種類)の欄にはP1、S1、SPIKEの3種類が記載されます。
Angleの欄には刃物の入射角度が記載されています。 Desired Energyの欄にはテストレベルとエネルギー量がジュール単位で記載されています。
Drop Heightはインパクトまでの高さが記載されています。Timeは落下した刃物の速度が計測されています。
Impact EnergyはDrop Mass(刃物の質量)と落下速度から割り出したエネルギー量がジュール単位で記載されています。
落下速度に微妙な違いが出る為、33Jと50J試験はピッタリの数字が出る事はありません。
Penetの欄には刃物が貫通した長さが記載されています。 KA22/KA25の試験結果を考察
KA22はデータにあるように2006年6月にまずL1/L2でスパイク試験のみを受けています。
その好結果を経て9月に、L2のS1/P1試験を受けています。 スパイク試験よりもP1(片刃ナイフ)のL2/E2試験が難しかったのですがギリギリパスしている事がデータからお分かり頂けるかと思います。
KA22の凄さはトラウマプレート(緩衝材)を一切使用せず、純粋にKAのソフトパネルのみを22枚使用してL2をパスしている点にあります。 通常はL1でもL2でも20mmを超える事が殆どなので予め緩衝材を抱き合わせてコンポジットパネルで試験を行います。
簡単に説明すると素材のみで試験をして30mm突き抜けた場合、 10mm以上のトラウマプレート(ウレタン等の緩衝材)をセットパネルにして試験を行います。
結果、緩衝材の分を差し引くと20mm以内となりますのでパスする事になります。
この場合、試験結果にはトラウマプレートの有無と厚みが記載されます。 アーマージャパングループでは2007年よりKA22に3枚追加してKA25として商品をリリースします。 KA25試験データを見て頂くとConstructionの項に10mm Back Foamと記載されているようにウレタンフォームを使用したトラウマプレートにKAを25枚セットしてコンポジットパネルで試験を行っています。
L2の試験結果はP1/E2で僅か2mmを計測しています。 結果KAを3枚追加することで緩衝材を外しても僅かに12mmの計測値となる事が分かります。
つまり3枚パネルを追加する事でKA22と比べるとL2/P1/E2でさら8mmもの安全性を稼ぐ事ができています。
実際のベストにもトラウマプレートは入っていますが、 取り外して使用しても素材自体が22枚でL2の機能を持っていますので、性能に問題なく着用可能です。
この場合、厚みが薄くなり着用の違和感は少なくなりますが、実際にボディに着弾した場合などは緩衝材がショックを吸収する分、入れた方が体の負担は楽になります。

弊社では防弾/防刃の兼用ベストを数年前より探し、色々な素材を使用してテストを重ねてきました。
FPC社に於いては過去2年間で本当に多くのサンプルベストを作って頂きました。
最終的にソフトパネルを使用した防弾/防刃兼用ベストで軽量で尚且つレベルⅡを併せ持つ素材に出会ったのはパリで開催された2005 Milipol Showでイスラエルから出品していたLior社でした。
世間を見渡してもNIJのレベル1でさえ受かるのが難しい事は承知していたので、最初は半信半疑でしたがH.P.Whiteで得たテスト結果は本当に間違いの無い物でした。
2006年度にKA22を一部販売し、2007年2月より更に安全なKA25の販売を開始する運びとなりました。


■防刃データの読み方 ② (JIS T 8052/ISO 13997) 日本化学繊維検査協会
日本化学繊維検査協会で行なう切創力テスト(JIS T 8052)は国際規格(ISO 13997)に対応します。 日本化学繊維検査協会でのテスト結果とヨーロッパで主流のEN388の試験結果は切創テストに於いて 算出方法が違う為、それぞれのデータは簡単には比較できません。 (EN388は1~4のレベル表示となっています。) *この試験方法の特徴は試験用刃物と試験片との間に一定の力を加えながら、試験片を横断して引く 試験用刃物に対する試験片の切創抵抗性を評価するための装置で、評価の表現は試験用刃物が 試験片上を20㎜移動して試験片を切断する時に必要な切断荷重(N)で表します。 したがって、衝撃性の要素は含まれていません。 防刃テストの方法はリンク先の日本化学繊維検査協会をご参考下さい。
試験項目 試験結果 試験方法
厚さ(mm) 1.38 JIS L 1018 荷重:07kPa
質量(g/㎡) 564.0 JIS L 1018
切創力(N) Cファクター 23 0.82 JIS T 8052
貫通強さ(N) 41.7 カケン法1
切断強さ(N) ウェール 47.5 カケン法2
コース 63.9

上記のテスト結果はスペクトラガードTシャツの値です。
ここで得た切創力23ニュートン(N)は他の素材と比べるとその品質の高さを証明しています。
ニット織りにしても平織りでも共通して1枚の耐刃繊維で仕上げたTシャツやパーカーでの切創耐性には限界が有りNIJの防刃テスト(NIJ-STD-0115.00)と比べるとかなり低いレベルになります。
またアイスピック等に対する穿刺耐性もありません。
(カケン法での貫通強さはナイフを使用している為)
貫通強さと切断強さの試験はカケン法で測定されます。
カケン法は日本化学繊維検査協会独自の検査方法です。 試験方法は試験データに記載されていますのでご確認下さい。図1/図2 弊社では切創力のデータを特に重視しています。
Cファクターとは計測前にゴム質の基本材料をカットして測定器の補正を検出した数値です。
切断強さのウェールとコースは切断する繊維の方向を意味します。
織り方や編み方によっては切断方向で大きな違いが発生します。
■防刃データの読み方 ③(EN388)
EN388はヨーロッパで主流の防刃テストです。
試験方法は日本化学繊維検査協会で行なう切創力テスト (JIS T 8052)とは違った測定器を用いますが(JIS-T)と同様に衝撃性の要素は含まれていません。
試験レベルは1~4まで、切創のみレベル5まで用意されています。

EN388の耐切創試験機 (Sodemat社)

測定方法の説明:
この装置は、円形の刃を試料の上を走行方向と逆方向に回転しながら走らせ、試料を切断していき、切断しきると試料の裏にアルミ箔があり、円形刃とアルミが触れることにより電気が通り、カット試験が終了したことを感知する。
カッターが作動している間中、装置に取り付けられているカウンターがカウントを行うので、その数値を記録する。 この試験は、決められた標準サンプル(約200g/m2の平織り綿布)をもちいて、試験サンプルとの創レベルを比較評価する。
ここで算出される評価値はindexと呼ばれ、次式により算出される。
N=(試験サンプルテスト前の標準サンプルカウント値+試験サンプルテスト後の標準サンプルカウント値)÷2
index=(試験サンプルのカウント値+N)/Nレベルはindexの数値により分類されます。
レベル1 2.0~2.5
レベル2 2.5~5.0
レベル3 5.0~10.0
レベル4 10.0~20.0
レベル5 20.0以上

レベル1 レベル2 レベル3 レベル4 レベル5
摩擦抵抗 100以上 500未満 500以上 2000未満 2000以上 8000未満 8000以上
切   創 1.2以上 2.5未満 2.5以上 5.0未満 5.0以上 10.0未満 10.0以上 20.0未満 20.0以上
引   裂 10以上 25未満 25以上 50未満 50以上 75未満 75以上
突   刺 20以上 60未満 60以上 100未満 100以上 150未満 150以上

タートルスキンはEN388の証明書をWEB上に添付していますが、スペクトラ製品に関しましては国内でEN388テストマシンを所有している企業にテストを依頼し、その結果をUPしています。
証明書は発行できませんが、テスト結果で得た値には弊社が責任を持っていますので、手袋を購入の際の判断材料にして下さい。
■穿刺データの読み方 ④ (注射針 21G)
(CE)ヨーロッパのメカニカルテストEN388では4.5mmの特大針を使用する為、釘や有刺鉄線といった大きな物に関しては有効な認証テストとなり得ますが、より危険度の高い注射針や細いガラスの破片、金属片のような測定には 有効ではありません。
しかしながら皮下注射針等は容易に曲がりテストし辛く、今現在標準化されたニードルテストは無いのが現状です。
ニードルレベルでのタートルスキンの有効性を証明する為、ワーウィックミルズ社のISO-900研究所ではEN388で使用される4.5mmの針を1.2mmの硬化鋼針に変更してテストを行います。
細く尖ったこの針なら他の多くの鋭利な物体と酷似した結果が繰り返し得られます。

テスト結果で得たレベルはWEBにも記載していますが、他社製品との比較が容易でないため、弊社では国内にて穿刺テストを行えるマシンを所有している企業に依頼し、独自の穿刺テストを行っています。
ワーウィックミルズ社では28G(ゲージ)の注射針を使用してテストを行っていますが、弊社では21G(ゲージ)の注射針を使用して穿刺テストを行っています。
注射針を回収をする事業者や先端が鋭く尖った物を取り扱う事業者の方達のグローブを購入する際の判断材料になれば幸いです。

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